不動産テックが悪しき商習慣を消滅させる
日本の不動産取引に絡む不祥事が次々と報道されています。
サブリース問題、口座残高の水増し、物件価格の水増し、家賃の水増し、偽装テナント、三為取引、二重契約・・・などなど、枚挙にいとまがありません。
不動産会社の単独行動ならまだしも、スルガ銀行など一部の銀行までもがグルになり、不正融資を行なっていたことが発覚しています。
いま何故こんな不祥事が一斉に顕在化しているのでしょうか?
これは悪徳不動産業者や悪徳銀行が淘汰され、新しいサービス・技術へのパラダイムシフトが起きる事を示唆しているのです。
こうした不動産業界の悪しき商習慣は、不動産テック(Real Estate Tech)の登場とレインズ情報の公開によって透明になります。
今その過渡期にあると言えるでしょう。
不動産テックとは?・・・既存の不動産仲介業者を通さない、インターネットを利用した売り手と買い手のダイレクトマッチング。
人工知能(AI)による価格推定、バーチャルリアリティ(VR)による360度内覧システムなど多岐にわたる。
レインズ情報とは?・・・Real Estate Information Network Systemの略称。国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構によって運営されている。