「お金はある」という大富豪の言葉と並木良和さんの思わず唸る回答
ある大富豪が「お金はいくらでもあるじゃないか」と話していました。これは預金や資産があるという意味ではありません。
「世界のどこかにお金はある」という意味です。「お金はこの世から消えるわけではない、だから好きなだけ持ってくれば良い」と真顔で言います。
さらに身振り手振りで空間に手を伸ばして、ほらここにもあそこにもある。そのお金を持ってくれば良いだけと言う。
当時は「一体この人は何を言っているのか?」と思った。それでも私がこの話を何十年も覚えているのは、彼が大富豪だったから。
しかも「お金の儲け方を商売にしている人」でもない。
私は小さい頃から賭け事が大好きで、麻雀からポーカーまで対人ギャンブルに嵌っていた時期がある。
その経験から、彼が嘘をついていないことだけはわかった。でも何を言っているのかさっぱりわからなかった。
それが今は理解できる。
本当にお金はあるんです。お金はあるので必要な量を持ってくれば、無くなることはありません。
私は物価の安い国で豪遊するのが小学生の時からの夢で、この3〜4年はそれを実践しています。
簡単に言えば、飲みに行ってもホテルでもタクシーでも街でも、チップを撒いて撒いて撒きまくり。
気に入った子にはバンバンプレゼントして、毎晩美味しいレストランでディナーを食べています。
日本では物価が高いので一切使いません。
この時に「お金を使ったら無くなってしまう」と信じていると、本当に無くなります。将来の不安が強過ぎると、必ず実現してしまうわけです。
一方で不安が全くないと、大きなトラブルに巻き込まれます。
私たちは不安や恐怖という感情によって、事故やトラブルを回避する能力を備えています。
ところが身を守るはずの不安や恐怖によって、成功から遠ざかってしまうのです。これは私たちが参加しているゲームのルールであり、パラドックスでもある。
例えば「年金はもらえなくなる」といった将来不安を抱く必要はありません。私は「年金もらえたらラッキーだよな」と思っています。
「不安だな」というポイントを将来に置かない。言い換えれば「結果に期待しない」とも言えます。
お金への執着について、並木良和さんが思わず唸る回答をしています。動画のリンクを貼っておきます。
あなたは恋人とデートをしてお互いの家に帰る時「もう会えない」と思うだろうか?普通は「次のデートでまた会える」と思うはず。
なのにお金となると「使ったら無くなる」と信じてしまう。お金も恋人同様、別れるという選択をするまで存在し続ける。
お金だってまた会えるんです。お金は使ったから無くなるのではなく、使ったら無くなると信じているから無くなるわけです。
使っても無くならないと信じていれば、いつまでも無くなりません。