2024年新紙幣発行で偽造防止の大嘘〜なぜ5年も前に?!
新元号(令和)発表に合わせるように新紙幣が発表されました。政府・日銀・財務省は「偽造防止の観点から」と口を揃える。
もちろん「偽造防止の観点から」というのは建前だ。「キャッシュレス化に逆行する」というマスコミ報道も的外れ。
新紙幣発行は効果があり過ぎて憶測が尽きない。
まずは「偽造防止の観点」から。他人(政府など)の言うことを鵜呑みにせず、自分の頭で少しだけでも考えてみて欲しい。
Q:新紙幣が発行されたら旧紙幣は使えませんか?
A:もちろん使えます。
じゃあ偽造防止にはなりませんね。
Q:旧紙幣が使えなくなる可能性は?
A:法律の変更が必要です。
なるほど、タンス預金の5%(約2.5兆円)くらいは動きそうですね。
新紙幣発行は一石二鳥どころか一石十鳥くらいの効果があるため、まずは「タンス預金」にフォーカスします。
マイナンバー導入時に「家庭用金庫バカ売れ」という現象が起きました。タンス預金は過去10年で2倍に膨らみ、現在50兆円を突破している模様。
預金保険が1000万円までのため、口座を分けるにしても数千万円がいいところ。富裕層は、現預金の安全な保管場所がなく困っています。
このまま行くと現金は「交換の手段から保管の手段」に変わります。
お金を現金へ逃している人たちは「より安全な場所」を求めています。次に「捕捉されないこと」を求めています。
現金が安全?と思われるかもしれませんが、現金はあくまでも資産分散の中のひとつのクラスです。
もちろん現金は盗難や詐欺などに遭うリスクを高めますが、生活費からコツコツ抜いていけば捕捉は困難になります。
銀行口座を経由してくれれば記録が残るのですが・・・。
税務署は収入の大小よりも「お金の流れ」を追いかけます。預金口座に大きな動きがあれば「何に使ったんだろう」何か大きな買い物があれば「資金はどこから出てきたのか」と追求していくものです。
実は仮想通貨で儲けたんじゃないか?馬券でも当たったか?何か違法な報酬があったんじゃないか?など、資金の出どころや不自然な出費を監視しています。
これを属性に照らし合わせます。
サラリーマンなのに現金でマンションや高級車を買っている。海外に縁がなさそうなのに海外出張がやたら多い。とか、一般的ではないケースに着目します。
私も以前、無職で高級マンションに住み続けていたところ、質問されました。
昔たくさん働いて来たし、遊んで暮らして何が悪い?と思いましたが、彼らの興味は「生活費がどこから出ているのか?」でした。
もちろん所得はなく、隠してもいなかったのですが、確かに疑われても仕方がありません。
昔の私について税務署が気になった点がもうひとつ。
過去3年、非常に高い売り上げがあったのに昨年突然0になったのは何故か?でした。そりゃ仕事を辞めて遊んで暮らしてるんだから当たり前じゃん。と思ったが、儲かっているのに辞めたり、売り上げが下がるのではなく、いきなり無くなるのは不自然とのこと。
極めて稀なレアケースなわけです。
確かにそうだ。と思った。
「こんなサラリーマンはいない」「こんな無職はいない」←大抵、株かなんかで儲けたんじゃないか?と思われる。「こんな老人はいない」「OLなのにおかしい」「主婦なのにどうして」目立つわけです。
このように税務署は「不自然なお金の流れ」を追っています。相続税逃れも含めてタンス預金のような銀行を経由しないものは迷惑なのです。
その他、新紙幣発行のメリットについてはまた今度。