毎月の固定費を0円にするは可能か?
「常識を疑え」と良く言われますが、今回は「固定費」について。
私は毎月贅沢な暮らしをしているが、そのほとんどが「変動費」である。変動費は臨時出費みたいなもの。
もっとわかりやすく言えば、固定費は最低限生きていくために必要なもの。変動費は無くても生きられるものだ。
日本で生活する上で「固定費0円なんてあり得ない」と皆が信じている。だって水光熱費には基本料があるし、スマホやインターネットも必要だ。
それは真実だろうか?
日本では長く核家族化が進行して来た。私は近年この流れに逆らい大家族化を推奨している。
核家族化の例をあげよう。
・両親の実家
・兄弟の家
・自分の家
これに加えて、将来は子供が独立したりする。寿命が伸びた現代なら、3世代くらいは同時に生存しているのが一般的だろう。
簡単なところからいく。
・両親の実家・・・NHK料金、水光熱基本料金、インターネット代、食費、消耗品代。
・兄弟の家・・・NHK料金、水光熱基本料金、インターネット代、家賃もしくは住宅ローン、食費、消耗品代。
・自分の家・・・NHK料金、水光熱基本料金、インターネット代。家賃もしくは住宅ローン、食費、消耗品代。
学費とか家によって違うものを除くと、大体こんな感じになっているだろう。そう誰もが払っている固定費や生活費だ。
3つの家庭でそれぞれが費用を支払っている。これが核家族化である。出来るだけまとまっていけば良いし、私はそれを実践している。
実家の場所や広さなど、事情はあるがここでは「核家族化は損」「大家族化は得」というテーマなのであしからず。
固定費を0円にするアイデアの話であり、そのアイデアは実践可能で現実味があるという話である。
私は3年ほど前に東京の賃貸を引き払って実家へ帰った。父はNHKドラマが大好きで、喜んでNHK受信料を支払っている。
水光熱費も食費も消耗品費も、すべて年金が原資となっている。
これに乗っからない手はない。他人に乗っかるのは難易度が高いかもしれない(それでも乗っかるべきだと思うが)、せめて家族とは関係を良くして乗っかろう。
長い人生でNHK受信料や水光熱費を一族で3倍も支払う必要はない。どんどん乗っかろう。水光熱の基本料だって1軒分で済む。
実家が遠いなら兄弟と隣り合わせのアパートに住むという手もある。これも私が推奨する大家族化のテクニックだ。
兄弟の家庭内Wifiに接続させてもらう、お礼にふるさと納税で取りまくった米や肉をお裾分けする。
返礼品で返礼だ。
いつからお裾分けしなくなってしまったのだろうか。昭和を生きた人なら当たり前の習慣だ。
隣に住む兄弟と、掃除機からスーツケースに至るまで、何でもかんでもシェアしよう。もちろん車も2家族で1台だ。
コストを考えれば、全然不便じゃない。
親や兄弟との関係を良くし、計画的に協力体制を築いていけば、生活はどんどん楽になる。
必要なものさえ持たない。これこそ究極のミニマリスト生活になる。家族が居ないなら信頼できる友人と計画を練るべきだろう。
乗っかりのコツとしては、実家の清掃や修繕をどんどんやってあげよう。どうせ実家をタダでもらうんだから、親の世話も積極的にやろう。
印象がアップして財産まで円満相続だ。
気持ち悪いくらい周囲に良くして乗っかろう!自分のお金は贅沢や投資に使う。WinWinの関係だ。
世の中には色々な人がいる。多くの人の常識も、別の人にとって真実とは限らない。「出来ない」「あり得ない」と決めつけず、知恵を絞ろう。
貧乏を選択するのは自由だし、止めはしない。しかしながら「それは、あなただから出来る」というのは真実ではない。
Point.
金持ちこそケチな側面を持っているもの。