やりたい事に集中できる環境とは?
最近の悩みのひとつに「読書が進まない」というのがある。ソファー等で寝ながら読書をすると眠くなって進まない。
電車やカフェで読書するのが良さそうだ。
日本のカフェは隣の席との間隔が狭く(これは飲食店全般)、あまり気分の良いものではない。牛丼や蕎麦のカウンター席も外人には嫌がられている。
しかしながら日本では、賃料が高く人件費も高いため、駅前にだだっ広いカフェは作れない。採算が取れないのが目に見えているからだ、
東南アジアだと賃料・人件費が安い国があり、だだっ広いカフェが良くある。
「これで採算が合うのだろうか?」と心配にもなるが、客としては嬉しい限りだ。
読書が進まないので色々試してみた。
本を読むためにビジネスホテルを借りてみたり、本を読むために電車にも乗ってみた。電車を移動以外で利用するという発想は、なかなか出来ないと思う。
昔は小説家がホテルに篭るなんて描写も良くあった。
集中したい、アイデアを出したい、その一心だろう。結局、編集者の目を盗んではホテルを抜け出し、飲みに行ってしまうのだが・・・。
まず大切なことは「どうしようもないことを嘆いても仕方がない」という事。ネガティブになったり、文句ばかりでは前に進めない。
与えられた環境で最善を尽くす。これに限るし、こういった人生哲学は重要である。
対策を考える前に、まずはポイントをまとめておこう。
①内容が面白く、読みたい本。
②内容が面白くないが、役にたつ本。
①を読破するのは誰にも容易い。問題は②だ。これをどうやって読破し続けるか?
プライオリティが高いのは理解している。頭では解っているが、読みきれない。これはダメと解っていても辞められない煙草だったり、つい食べ過ぎちゃってダイエット出来ないのに似ている。
おそらく問題の元は「メンタル」にあるのだろう。速読術とかそういう類の問題ではない。メンタルとかモチベーションとかそういう問題だ。
・やりたくないけど、やったほうが良い行動。
これをしっかりとやるには、どうしたら良いのか?
もう少し違った視点から見ると、面白くないが役に立つ知識が得られる本を読むことは、自分の習慣ではないと言い換えることが出来る。
解決策は多分「インセンティブ」なのだろう。まあご褒美というやつだ。
役にたつ本を集中してしっかりと読み込み、知識を吸収できたら遊びに行って良い。休んで良い。美味しいものを食べて良い。飲みに行って良いといった制約を課してみようかと思う。
金持ちになるためのルールとも言える。
ちゃんと読んだんだから堂々と飲みにいっても構わない。こういったスッキリした気持ちで毎日過ごすために、やるべきことをやるべきなのだ。
やりたいこと(この場合、面白くて役にたつ本を読む)は何も考えなくてもやれる。問題は、やれば良い結果が得られると解っているが、やれていないことにある。
何も工夫をしないでやれるものではないから、ご褒美やペナルティーを設定して習慣化してみようと思う。
面白くないが役にたつ本を読める自分に変われば、健康状態のコントロールなどでも結果を出せるようになるだろう。