お金が価値を失う確率は50%とみるべき理由
日本では10万円ぽっちしか給付金を配っていないが、企業や店舗に対する補助金を含めれば、莫大な国債を刷ってお金を配っていることに変わりはない。
お金の価値が薄まったおかげで、不景気なのに株価と不動産価格が下がってこない。つまりいま株や不動産を買う場合、たくさんのお金が必要になるということ。
実体経済は超不景気なのにだ。この現象を「資産インフレ」という。
このまま行けば数年でお金の価値が無くなると予想する専門家は多い。だが、生活費や税金をお金で収める必要がある以上、まったくお金を持たないという選択はない。
そこで、私は資産の50%は日本円で持つことにしている。最終的にインフレや資産課税によって国に没収される覚悟だ。
いまインフレ・増税対策として注目が集まっているのが「無形資産」である。個人でいうならスキルや知識となる。
私のおすすめは「プロ並みの動画編集スキル」だ。素人レベルでは必要とされないだろう。
機材等でかなりの初期投資が必要になるが、機材とソフトウェアを使いこなせる技術や、動画編集のセンスや経験は課税することの出来ない優良な無形資産となる。
技術を身に付けたら自身のYouTubeチャンネルでアピールしておこう。顧客はそこで品質を確認することになる。
私の実兄がパンデミックの影響をモロに受け、給料がゼロになった。なんとか転職を果たしたが、そこでも無形資産が役に立った。
まず人脈があったこと。そして高い営業スキルを身に付けていたこと。この2つの無形資産によって必要とされた。
これが無形資産が役に立った典型例だ。
国が破綻する時でも、通貨が価値を失う時でも、自分のスキルや人脈は色あせる事がない。
ポイントをまとめたい。
資産課税やインフレを交わすには、価値があって資産性がないものを持つしかない。タンス預金や金(ゴールド)なんて話にならない。
何故か?
国がいざとなったら全国民に「保有資産を申告するよう命令」する。国は国民資産によって難局を乗り切ろうとするのが常だ。
その時に金のインゴットなんて隠し持っていたら国家反逆罪に問われかねない。収監されるリスクを追ってまで金を隠し通せるか?
今のうちに考えておいて欲しい。
残されるのは資産性のない=換金できないものとなる。生活・納税するために現金は必要だし、100年後も現在のお金が価値を失っていないかもしれない。
だから私は「お金が価値を失う確率は50%」と見て、対策を講じるようにしている。危機の時代において、最も素晴らしいのは無形資産である。
自己投資を加速しよう。