日本企業が内部崩壊しつつある?世代間ギャップによる分裂
海外から日本企業の現状を見ていると「上手くいっていない」と感じる。端的に言えば「世代間ギャップ」による分裂か。
戦後を生き抜いた団塊世代、バブル崩壊後を生き抜いた団塊Jr.世代、この2世代は親や教師の影響力が強く、似たような人格が形成されやすかった。
平成生まれになると少子化が加速。幼少期から激しい競争に晒される機会はなくなった。
平成も後半になるとスマートフォンの爆発的普及により、多くの情報にアクセスできる時代となった。
競争を知らず、多くの情報にアクセスできるスマートな若者と、根性だ!気合いだ!と軍隊のように育てられた団塊Jr.世代が、同じ屋根の下(企業)で上手くいくはずもない。
私の目には「古い日本企業は内部崩壊しつつある」ように見える。
こういった(上手くいっていない)現状を嘆いてばかりでは前に進めない。
軍隊のように育った団塊Jr.世代も、スマートな若者たちも、文句や愚痴を捨てて真剣に考えてみる必要がある。
「いったい何故こんな状態になっているのだろうか・・・」と。
IT技術の進歩により、とっくに「アントレプレナーの時代が到来している」という現実に気付くべきだろう。
「なんとなく大きな会社へ通勤して給料をもらう」そんな時代は昭和でとっくに終わっているのだ。
これは必ずしも「独立しましょう」と言っているのではない。クリエイティブな仕事がベターではないだろうか?とアドバイスしている。
具体的に説明しよう。
自身がアントレプレナーになるのが、良い選択なのは間違いない。ただし、アントレプレナーになるのだけの資質を備えているのは1,000人に1人が相場。
ならばベンチャー企業で働くという選択もある。
給料の大小よりも得るものも大きいだろうし、アントレプレナーになるなら既にアントレプレナーとなっている人と時間や苦労を共有すべきだ。
ベンチャー企業はそれ自体がブラック企業になるが・・・。
やりたい事に熱中し、顕在意識がいっぱいになっていれば、忙しくて愚痴も文句も入る隙間がない。
現代の充実した社会人生活とは、そのような状態(ステート)ではないだろうか?
やがて経験と年を重ねるにつれ、自分のやりたい事も見つかるだろうし、自分がトップになってやっていくのか?それとも信じた経営者についていくのか?
どちらも良い選択肢になる。
Point.
政治や会社の愚痴・文句ほど「不毛」なものはない。愚痴・文句はあなたに何の幸せも豊かさももたらさないだろう。
そんな事より何かに熱中して生きる、やりたいことを探す・見つける・没頭すれば「今」が充実する。
あなたが成功を選択するなら変わるべきだし、惨めを選択するなら愚痴・文句・誹謗中傷をやっていれば良い。
物質世界では例外なくあなたの「在り方」が投影される。すべてを選ぶのは自分、選んだのは自分であることをお忘れなく。